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労働条件確認の重要性

今も昔も、労働条件(給与・労働時間など)をめぐる労使間のトラブルは後を絶ちません。 このような案件に関する相談を受ける際に感じるのは、(1)採用時の会社側の労働条件説明が十分行き届いていない、 (2)入社する従業員も、自らの労働条件につき十分に確認しないまま勤務を開始している、こういったケースが少なくないということです。

重要な労働条件については、会社が書面を交付することによって採用者に明示すべきことが、労働基準法によって義務付けられています。 しかし、トラブル防止という観点からみた場合、単に書面を渡すだけでは、十分な告知方法といえません。 この書面を渡す際に、会社の人事担当者は、書面だけではわかりにくい点を具体的に説明し、採用者に誤解が生じないよう努めるべきです。

他方、採用された側も、疑問点があれば遠慮なく質問し、納得のうえで、勤務を開始するようにすべきです。 採用面接の段階で労働条件にこだわるとマイナス要因になるおそれがありますが、 いったん採用が決まった後の段階では、自らの権利を守るために、堂々と振舞っていただきたいと思います (もちろん、人事担当者に悪印象を与えないよう、言葉遣いなどに注意するのは当然です)。

このように、採用時の労働条件確認に留意することは、トラブルを防止し、円満な労使関係を築いていくために必要不可欠なステップといえるのです。

本部・滝 則茂


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