|
|
 |
 |
 |
「年金」論議に思う
最近、新聞や週刊誌などで、公的な年金(国民年金、厚生年金など)に関する話題が多く取り上げられています。その中にしばしば登場するのが、「保険料を払っても、将来、それに見合う給付が受けられるか不安なので、国民年金の保険料は払わない。」という若者の主張です。
このような主張に対し、社会保険労務士からは、「(1)そもそも公的年金は、世代間で生活を支え合う制度であり、民間の保険とは異なる、(2)公的年金には、老齢年金以外にも、障害年金、遺族年金の制度もあり、メリットは大きい」などといった反論がなされるのが通例です。
たしかに、制度の建前から見れば、このような反論は正しいと思います。ただ、若者の間に蔓延している公的年金制度への不信感を建前論だけで片付けるのは困難だと思われます。
今後は、公的年金制度の設営者たる政府が、(1)学校教育の中で、「年金」への興味・理解を高めていく方策をとる、(2)将来の財政見通し、年金積立金の使い方等の情報を国民にわかりやすい形で公表するなどして、年金制度に対する若者の不信感を少しでも除去していくように努めるべきです。また、社会保険労務士も、(1)年金制度を国民にわかりやすくPRする担い手となる、(2)政府に対して積極的な提言を行なうなどにより、「建設的な」年金論議ができるようにサポートしていくべきだと考えます。
東京事務所・滝 則茂
|
|
 |
|
 |